節分の豆まき 鬼を退散?

 今日、2月3日は節分の日です。
 節分といいますと、まず豆まきを思い浮かべますね。
 2月3日の夜、それぞれのご家庭で「鬼は外!福は内!」と叫ばれて、豆をまかれた所も多かったかと思います。

 節分は、文字通り、季節の分かれ目で、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことをいいます。
 季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられており、特に、立春の前日の節分には、新春を迎える前に邪気を払って新しい年の福を願う行事が行われております。

  豆まき用の豆
   20100203福豆

 私の家でも豆まきを行うことになりました。
 豆まきといえば、鬼でございますが、なんと私が鬼の役となりました(予想はしておりましたが)
 夕食をいただいた後、いよいよ豆まきです。私は、鬼の面をかぶり家族の者から豆を投げつけられます。

 家族の者から「鬼は外!」と豆を投げられました。
 ここで、鬼役の私は外に出ていかないといけない所ですが、そのまま家の中におりました。なにしろ外は寒いですので(笑)
 その後、部屋にちらばった豆を拾いながらいただきました。

  私のかぶった鬼の面
     20100203鬼の面

 ところで、節分の「鬼」とは、いったい何を意味するのでしょうか。この面のような赤鬼なのでしょうか。実は、鬼は外から入ってくるのではなく、私たち人間の心の中にある“鬼”なのではないでしょうか。その鬼とは、私たちの心にある煩悩。煩悩には、大きなものに、貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)という三つのものがあります。貪とむさぼり、瞋はいかり、痴はおろかさです。

 これらの鬼のような煩悩を追い出して、きれいな心になり、幸せになりましょうという思いが「鬼は外!福は内!」という言葉に込められているのかもしれません。

 ただ、私たちが生きていく限り煩悩をなくす事はできないように思われます。しかし、煩悩をなくそうというのではなく、調(ととの)えていくということはできると思うんです。

 釈尊も経典で“ととのえる”という言葉をよく使われています。
 生きていれば、欲・煩悩というものは出てきますが、それをととのえていくことで、福という心の安らぎを感じていきたいものです。

 ですから、「鬼は外!福は内!」ではなく、「鬼も内!福も内!」と、鬼とも仲良くして、ととのえられた内(こころ)でありたいなあと感じた節分の日でした!

    小夜曲                 美濃の誉
   20100203小夜曲   20100203美濃の誉

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2010年初釜 初のお点前

快晴の観音寺にて
   20100130天気

 今日、1月30日の広島は、快晴となりました。
 この快晴の空の下、元宇品の観音寺で初釜の行事が催されました。
 初釜には、観音寺の総代さん役員さん、お茶の方々にご出席いただきました。
 
  初釜の茶室
     20100130初釜1

 今日は、お茶の先生のご厚意によりまして、なんと、私がお点前することになっておりました。
 私は、この日を迎えるにあたり、昨日から(遅いですが…)お茶の本を見て、頭の中で何度かイメージトレーニングをしておりました。

 そして、本番の今日を迎え、いよいよお点前が始まります。
 お点前は、本当は道具を持っていく所作も含まれているのですが、今回初めてのお点前ということもあり、水指、棗、茶碗、建水など、はじめから置いていただいて始めさせていただきました。

 準備をしていただいた道具
   20100130初釜2 

 これまでのお茶の稽古の時には、私は動作が何度もとまり、先生に指示をいただきながらのお点前でした。
 今回も一人で全部通してできるわけもなく、お茶をやっております母が後ろについて、時々声をかけてもらいながらのお点前となります。

  お点前のおおまかな流れ

私 「一服さしあげます。」
  正客にお茶を出します。
私 「替え茶碗で失礼します。」…ここの挨拶は、お点前の直前に先生から教えていただきました。
  次客にお茶を出します。
私 「おしまいにします。」

 ここから道具をしまうのですが、今回は棚が置かれておりまして、棚に飾っておく道具があります。
 私が昨日イメージトレーニングしておりましたお点前には、棚はありませんでした。しかし、目の前には棚があります(驚)
 私は“稽古でやったことがあったなあ”と思いながらも覚えておらず、お点前の最後は教えられっぱなしとなりました(恥)

 こうしてようやく私の薄茶のお点前が終わりまして、みなさんと昼食となりました。
 昼食をいただきながら、観音寺の役員さんから質問をうけました。

役員さん「今日は、副住職さんに、お点前を披露していただいてありがとうございました。どのぐらいお茶をされていらっしゃるんですか」
 私  「私は、稽古に参加しないことも多かったのですが…、3年になります。」
 
 お粗末なお点前で、私が申し訳なさそうに言ったのが伝わったのでしょうか、みなさん笑顔でお聞きになっていました。

 今日の初釜では、間違えていた箇所、途中つまった箇所がございましたが、皆さん温かい目で見て下さり、お点前を披露させていただくことができました。本当に貴重な体験をさせていただきました。役員さん、お茶の方々ありがとうございました!
 これからも、できる限り、お茶の稽古に参加してお茶のことをもっと深く学び、またお点前させていただく機会がありましたら頑張ってさせていただきたいと思っております。
 
          咲きそろいだした広島椿の花々
   20100130広島椿1   20100130広島椿2

禅の講演と坐禅会 警察学校にて

 今日、1月27日は、警察学校において、禅の講演と坐禅会がございました。

  警察学校
   20100127警察学校

 警察学校は、警察官を育成するための学校で、警察官に採用後は、全寮制の警察学校に入校し,警察官に必要な知識と技能を修得します。
 例えば、一般教養から、警察官として職務に欠かせない法律・捜査などの知識、柔道・剣道・逮捕術・けん銃などの技能などを身に付けるそうです。
 さらに、様々な分野の講師の話を聞く機会を設けられ、本日は禅の講演と坐禅ということになりました。
 住職は、この警察学校での禅の講演を30年続けているそうです。
 今日は、住職の講演の後、私が警察学校の生徒さんと坐禅をすることになっていました。

 午後、私は警察学校に到着いたしました。控室で待っておりますと、授業の開始のチャイムが鳴って、坐禅の授業の時間がまいりました。生徒さんと教官の方に案内していただいて、柔道場の方へ向かいます。教官の方と生徒さんの挨拶はすばらしく、さすが警察官だなあと感じました。

    柔道場
     20100127柔道場

 いよいよ107名の若い生徒さんと一緒に坐禅をします。
私がまず、坐禅の組み方、呼吸法、注意事項を説明した後、30分の坐禅を2セット行いました。

 事前の説明で、「自分で坐禅に集中できていないと思ったら合掌して下さい。私が警策棒でたたきにまいりますので。」と申しましたが、自分から合掌される方が結構いらっしゃいました。
 眠気がきていて首をふりながら頑張って坐っていらっしゃった方が、合掌をして警策を受けて、気合いを入れて坐りなおされている姿に真剣さを感じました。

 生徒さんの中には、捻挫されている方や手に包帯を巻いた方などもいらっしゃいました。日頃の厳しい訓練によるものなのでしょう。それでも頑張って坐っていることが肌身にしみて伝わってきました。

 1時間の坐禅が終わり生徒のみなさんが、声を一つにして「ありがとうございました!」と挨拶をされた時は、大変すがすがしい思いがいたしました。坐禅でも、何事でも真剣にするということは素晴らしいことだと思います。
 警察学校の生徒のみなさまには、禅の精神や坐禅も今後とも活かしていただいて、社会や市民のために立派な警官になっていただきたいと感じた一日でした。

    あやめ鳥              加茂本阿弥
   20100127あやめ鳥   20100127加茂本阿弥

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18日は観音様の縁日

 今日は、1月18日。この18日は何の日かといいますと、観音さんの縁日となっております。

 観音寺の観音さん
   20100118観音さん

 縁日といいますのは、神仏と縁のある日のことです。
 神仏の縁のあるこの日には祭祀や供養が行われ、この日に参詣すると、普段以上の御利益があると古くから信じられていました。
 この縁日の歴史は、平安時代にまで遡ります。
 『今昔物語集』には「今日は十八日、観音の御縁日也」という記述が見られます。
 縁日は、18日の観音さんの他にも、24日の地蔵さん、28日の不動明王などがあります。

 縁日の中でも特に、年の最初の縁日を、初○○(○○にはそれぞれの神仏が入る)といいます。ですから、年の最初の観音さんの縁日である1月18日は、初観音になるわけです。

 観音さんと言いましても、聖観音、十一面観音、千手観音などいろいろな観音さんがいらっしゃいますが、観音寺の観音さんは、十一面観音さんで、正面の顔の上に十一の顔があります。その十一の顔は、穏やかな顔や怒った顔、優しい顔や笑った顔など様々な表情をされています。なぜでしょうか。

  観音さんの十一の顔
     20100118十一面観音
 
 十一面観音さんは、あらゆる人々を助けるために、ある時は優しい顔で手を差し伸べたり、ある時は厳しい顔で叱ったりされているのでしょうね。
 「観音経」というお経の中にも、相手の姿に応じて、三十三もの姿に身を変じて、悩める衆生を助けようとする観音さんがいらっしゃいます。観音さんは大変優しくて慈悲深い仏さんなんです。


 さて、みなさま、お寺へお参りされますと、仏様に合掌して、お願いごとをすることもあるかと思います。
 家内安全、心願成就などの自分の幸せを。
 しかしお参りされていくうちに、なんだか心が落ち着いてきて、自分の幸せを願っていたものが他人(ひと)の幸せを願っている自分がいるのに気付きます。仏さんを拝んでいるうちに、自分の心が変わっていくんですね。仏さんを拝むということには、そんな力があるように思います。
 
 お寺へ縁日などにお参りして仏縁を結び、自分自身が観音さんのような仏さんの心になれるようになっていけたらいいですね。

      春風                雪小国
   20100118春風   20100118雪小国

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新年 初坐禅会を開催

 初坐禅会の観音寺にて
     20100109天気

 今日、1月9日は第2土曜で、毎月恒例の坐禅会が佐伯区観音寺で行われました。
 今回の参加者は、初参加の方、女性2名男性1名を含め、9名のご参加となりました。
 1月の寒い中、お越しいただいてありがとうございました。今回は、子供さんもいらっしゃって寒い中がんばって坐っていらっしゃいました!

   20100109坐禅会

 25分の坐禅が2セットおわりますと、みなさんとテーブルを囲んでの茶話会。
 今回初参加の方に、坐禅をした感想をお聞きしました。
「1回目よりも2回目の坐禅の方が、時間が短く感じて、集中できたように思います。」と。
 初参加の方でも集中して坐ることができたのは、素晴らしいなあと思いました。
 時間が短く感じられたのは、いろいろ考え事をしないで無心に坐れていたからなのでしょうね。
 ここで、私が無心ということについて少しお話をいたしました。

  本堂の天井
     本堂天井

 大本山妙心寺の開山である無相大師のお話です。ある日雨が降ったとき、お堂の天井から雨漏りがしました。無相大師は、修行僧に雨漏りをうける物を持ってくるように言ったところ、一人が急いでザルを持ってきますと、無相大師はほめましたが、もう一人が桶を探してもってくると罵り叱られたという話があります。
 この話で、無相大師は、分別にとらわれない“無心のこころ”を示されていたのでしょう。

 それから、話が変わって、私が修行道場で修行していた時の話。
 いつものように私が、禅堂で朝3時半に起き、本堂で朝課のお経をあげるために、衣に着替える時、薄暗い中で着替えていたため、衣の表裏を間違え、衣を裏返しに着てしまいました。そのまま本堂でみんなと一緒にお経をあげ、それから老師の部屋に入って老師と禅問答し、朝課のおつとめが終わって禅堂に帰ってきて初めて自分が衣を裏返しに着ていたことを知ったという話。
 老師が、目の前で私と禅問答をしているとき、衣のことに気づいていて何もおっしゃらなかったのは、私が無心になって読経し禅問答をしていたからではないかなあと思っていますとお話しました。

 そして茶話会の最後、初参加の方が、
「こうして静かにじっと坐るということは中々できなかったことで、良い体験をさせていただきました。」
とおっしゃって下さったのがうれしく思いました。


 今回の坐禅会は、寒さもあって、みなさん厚着をして坐っていらっしゃいました。
 しかし来月になれば、寒さも和らいでまいります。
 どうぞまた坐禅会にお越し下さい!

     姫侘助             夢あかり
   20100109姫侘助   20100109夢あかり

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